UCI100使用例
UCI100は、スクリプトを書き換えることにより通信内容や動作をカスタマイズできるCANツールです
使用までの流れ
- パソコン上でテキストエディターなどを使用してスクリプトファイルを作成する
- UCI100のディップスイッチをスクリプト書き込みモードに変更する
- パソコンとUCI100をUSBで接続する
- 専用ソフトを使用して、作成したスクリプトファイルをUCI100に転送する。
- UCI100のディップスイッチを通常動作モードに変更する。
- UCI100の電源ONでスクリプトファイル通りに動作する
使用例
【開発フェーズでの使用例】
- 開発中の装置やECUに対して、CANコマンドを送出し、正しい応答が帰ってくるか確認
UCI100は、スクリプト言語で動作するため、お客様の通信仕様に合わせたデバッグ用通信が簡単に行えます。
- アナログ入力機能を使ってセンサーの代用をし、装置やECUの動作確認を行う
UCI100のアナログ入力機能を使用して、入力したアナログデーターをCAN通信に変換することができます。
- CANの通信内容をパソコンでモニター
CAN通信の内容をパソコンのターミナルソフトに表示することができます。
UCI100は、パソコン上に仮想COMポートとして認識されますので、お客様でパソコン側のアプリケーションソフトを作成いただくことも可能です。
【テストフェーズでの使用例】
- テスト用のスクリプトを作成することで、ECUなどの複雑なテストパターンを実行可能
スクリプトファイルを、パソコンからUCI100に転送してしまえば、その後はパソコンなしのスタンドアローンでの動作が可能なため、電源ONですぐにテストパターンの通信確認が可能です。
【専用ツールとして使用】
- UCI100用のスクリプトを御客様の仕様に合わせて作成するサービスを行っております。
- ハードウェアのみをご提供し、CANインターフェイスとして、お客様のシステムにそのまま組み込んでいただくことができます。
- UCI100内のファームウェアをカスタムするサービスを行っております。
例)スタンドアローンで動作するCANデータロガーなど