パソコンへのデーター(ファイル)のやりとりとして、一般的にUSBストレージデバイスが広く使用されており、組込みシステム上でも、USBストレージデバイスへのデーター(ファイル)の書き込み/読み込みを実現することで、パソコンとのデーターのやりとりが容易に実現できます。
以下、組込みシステム上でUSBストレージデバイスを使用するために、弊社ミドルウェア製品群を使って実現する、使用例を紹介します。
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ターゲットシステム上にUSB Hostドライバー/ファイルシステムを実装することで、市販されているUSBメモリーなどのストレージデバイスにデーターをファイル形式で保存することが実現でき、そのデバイスをそのままWindowsパソコンに接続すれば、ファイル形式でデーターのやり取りが可能となります。
1) アプリケーションI/F
USB Hostを意識することなく、ファイルシステムのファイル操作用のAPIを使うだけでアプリケーションの作成が可能となるため、煩わしいUSB Hostデバイスへの設定や手順などを行う必要がありません。
2) 活線挿抜
USBの特長のひとつでもある活線挿抜(書き込み中の抜き差しはこの対象外)に対応しており、ストレージデバイスの抜き挿しが容易に行えます。また、マルチデバイスにも対応しており、USB HUB経由での複数台のストレージデバイスの接続も可能となっております。
組込みアプリケーションソフトからは、通常ファイル操作と同様open_read_writeなどのファイル操作関数を呼び出すだけで、USBストレージデバイスにアクセスすることが可能です。
種類 | 製品名 | 概要 |
---|---|---|
ファイルシステム | ITF-FILE | 組込みシステム上でFAT型ファイルシステムを実現します |
USB Hostドライバー | ITF-USBHost | 組込みシステム上でUSBデバイスとの接続を実現します |
ストレージクラス | ストレージクラス | ITF-USBHostのオプション品で、ストレージデバイスとの接続を実現します |